本年もSEEDS Asiaをよろしくお願いいたします。
さて、本日、ご紹介するのはミャンマー人が大好きな甘~い味の“ジャグリー”と“ラッペイエ”です。
写真の右奥、石ころのような形をしているのがジャグリーです。
やしから作られる未精製糖、いわばやし砂糖の塊です。
“甘さひかえめ”“ノンシュガー”が好まれる日本の嗜好とは対極にある “甘さ万歳”“シュガー丸かじり”な茶菓子です。
ミルクのような優しい味でおいしいのですが、さすがにミャンマー人もこれだけを単体で食べるのはきついようで、このジャグリーは緑茶と一緒に出されるのが一般的です。確かに緑茶と一緒に食べると、甘さが和らぎちょうど良いお茶請けになります。
一方、ミャンマー人に人気のある甘い飲み物が写真左手に見えますラッペイエ。インドのチャイによく似ていますが、牛乳の代わりにコンデスミルクで作るのが特徴です。“コンデスミルク丸のみ”とまでは言いませんが、コップの底にはたっぷりのコンデスミルクが沈んでおりそれをかき混ぜて飲む甘~いミルクティーです。
暑さが厳しく何をしなくても体力が消費されていくここミャンマーにいると、濃厚な甘さを自然と体が求めるようになります。
ジャグリーにしても、ラッペイエにしても初めて口にしたときにはあまりの甘さにびっくりしましたが、ミャンマーでの暮らしが長くなるにつれて、気付けば右手にジャグリー、左手にラッペイの秘儀・両刀使いができるまでに。
どちらもカロリー高そうだけど、この暑さで自然とエネルギー消費しているだろうし大丈夫だよね、という甘い考えで甘いもの摂取を続けていたら、案の定、甘くない結果は日本の家族や友人に久しぶりに会ったときに明らかになりました。
「ぽっちゃりしたね」「あれ?太った?」
何度言われたかわからないこの言葉に、両刀使いはもうしないと決意したけれど、「今日が最後」を幾度となく繰り返し、相も変わらず甘~い考えで甘~いジャグリーとラッペイエを口に運び続けています。
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